官公庁勤務の薬剤師
皆さんは薬剤師という職業を聞くと、どういった仕事、或いは薬剤師のどういった勤務形態を想像するでしょうか。
薬剤師と聞くと、やはり病院や薬局等で白衣を着て黙々と仕事をする人、といったイメージなのでしょうか。
ですが薬剤師の知識や能力が生かせる職場は病院や薬局以外にも他にもたくさんあります。
薬剤師のことを知らない皆さんには以外に思えるかもしれませんが、ここではそんな薬剤師達の活躍する職場、仕事場について紹介していきます。
皆さんには意外に思われるかもしれませんが、所謂役所勤めをする薬剤師もいます。
これにはどういった職場があるのかと言いますと、国公立の研究機関勤務や、厚生労働省等の職員があります。
あとは税関等の麻薬検査官等もあります。
ちなみに国公立の研究機関といった場合、実際のところ少数のエリートしか採用されない可能性もあります。
例えば旧国公立帝国大学の薬学部か、或いは上位数校の薬科大学を出た人しか採用されにくいかも知れません。
また一般企業と比べて場合、こうした国公立の研究機関の場合は企業より定員が少ないようです。
またこうした研究機関で行なうことは、どちらかというとすぐに薬の開発に結びつく研究よりも、基礎研究が多いようです。
従ってすぐにお金を儲けようと言うよりも、20年後或いは30年後の技術革新を見据えていた研究、仕事をしているようです。
従って薬系大学や薬学部出身の人だけではなく、理学部や工学部卒業の人もこうしたところで多く働いているようです。
薬の認可システム
国公立の研究機関は所謂難関校や名門大学の卒業でない入るのが難しいと書きましたが、同じ研究機関でも、地方の比較的小さいところでは、例えば新設薬科大学卒業の人が割り込む隙もあると言われています。
ただしその場合も競争は熾烈です。
ちなみに薬剤師の資格を持った人が厚生労働省等の職員になることも可能ですが、その場合は公務員試験の勉強もしなければなりません。
ここも狭き門ですが、もしここに入ることができれば他の公務員と同様安定した待遇が待っています。
言うまでなく最近は不況の影響ゆえ、公務員の人気は高く、従って競争率は高くなっています。
公務員になりたければ公務員試験に通る事が重要です。
従ってこの場合先の研究機関等とのケースとは異なり、学歴は言うほど関係しないと言えます。
実際公務員の仕事についてみると、研究や調剤の仕事よりもむしろ、書類やパソコンとにらめっこの仕事が多いようです。
文字通りの事務仕事といったところでしょうか。
少し話題がそれますが、厚生労働省の薬の認可システムは現状では人手が全く足りていない内と言われています。
アメリカをはじめとする海外の先進国と比べた場合、日本のそれはかなり遅れているとも言います。
そのため極端な話保険の利かない薬を買えない人が、薬害や医療事故に遭うといったケースもあります。
また臨床現場の医師も、思うように薬が使えないことに対して嘆いています。
薬剤師がこうして官公庁に勤めることになれば、こうした現状の改善が期待されます。
税関等の麻薬検査官については皆さんもよくご存知でしょう。
その仕事は文字通り、麻薬が入ってくるのを水際でストップします。
空港などで麻薬操作犬を引き連れているのを見たことがあるかと思います。
最近ニュースにもなっているように、芸能界やスポーツ界、それに普通の学生にまで麻薬が汚染していると言われています。
こうした麻薬捜査官等の麻薬関係の仕事に関しても、新たな薬学部卒業者の仕事として、これから注目していくべき分野だと言えるでしょう。